MISL

夜にビールとトルティーヤチップスを食べながら、CATVのチャンネルをぽちぽちいじって、ESPN2を見てみると、MISL(Major Indoor Soccer League)のfinalをやってました。
Cleveland Force vs. Milwaukee Waveの、Championship Game 1です。

ルール

フットサルをアイスホッケーコートでプレイするためにルールをいじったようなもんです。6人vs6人、15分×4のクォーター制です。選手交代は随時行えて、人数制限はないみたいです。交代した選手もまたコートに戻れます。このへんはアイスホッケー流ですね。
重い反則を犯すと、その選手は一時退場させられます。まさに、アイスホッケーのパワープレーそのもの*1です。ちなみに、警告のカードはイエローカードではなく、ブルーカードです。

コート

アイスホッケーのコートから氷はがして板*2張ってコートにしてますので、コートの四隅はカーブしてます。ゴールラインもサイドラインもありません。なので、スローインゴールキックもありません。でもなぜか、コーナーキックはありました。ちなみにペナルティエリアは、バスケットボールのそれみたいな、楕円を半分に切った形です。
ゴールは、普通のサッカーのゴールの横幅を半分にしたものです。コートの両端の壁を切り欠いた形で設置されているので、シュートして入らない場合は*3、全て跳ね返ってくるので、シュートしたプレイヤーの後にいかに詰めるかが重要なようです*4
アイスホッケーリンクなので、壁があります。上部のアクリル板部分もいれると、3mぐらいあります。なので、文字通りの「壁パス」があります。特に、コーナーはカーブしているので独特な跳ね返り方をするのですが、これを使って一人ワンツーとかやるのは当たり前みたいですが、初めて見たときはかなり衝撃的でした。

試合展開とか

これ、すっごい面白いです。フットサル的な激しい攻守交代に加えて、壁があるのでスローインゴールキックでゲームが中断することがないために、展開がめまぐるしく変わる非常にスピーディなものになっています。バスケットボール的な攻守交替の速さを思い浮かべてもらえばよいかもしれません。
Milwaukeeが先制したのですが、その後Clevelandが逆転してリードを保ち続けます。が、終了間際にMilwaukeeが同点に追いつくとそのままゴールデンゴール方式の延長に。結局、最後はMilwaukeeが決めて第一戦をものにしました。
ちなみに、Milwaukee WaveのHowesが、5得点と爆発してました。すごかったです。これぞFWって感じ。
観客は、ばっちり満員でした。サッカー不毛の地として有名なアメリカですが、不毛でも、ファンの元になる人口が尋常じゃないので、満員なんでしょう。

*1:TV中継でも、"Power Play xx:xx"という感じで時間が表示されます。

*2:人工芝とかじゃないです

*3:宇宙開発して観客席にいっちゃった場合を除いてですが。

*4:なので、野沢みたいに青木のシュート力を熟知してなくても、自然と詰められますし、名良橋みたいにがんばって枠自体を狙わなくてもよいのです......。