ふらいとあかでみー

ふれんちでざーと

日本人会主催の、アメリカン航空フライトアカデミー見学ツアーに行ってきました。フライトアカデミーはAmerican Airlines C.R. Smith Museumのすぐ裏にありました。事前に名簿の提出を求められていたので、さぞかし警備が厳しいんだろうなぁと思っていたのですが、ゲートのおじさんに一言二言交わしただけでさっくり入れました。ゲート内に日本人会の人がいてくださったおかげだと思いますが。

オペレーションセンター

ここは24時間365日運用*1の、アメリカン&アメリカンイーグルの全便*2を管制するセンターなんだそうです。最初、NASAみたいな、ででーんと大画面スクリーンがあってオペレータが全員そっちに向いて怒鳴りあって、みたいなのを想像してたんですが、大画面スクリーンも、大声での会話も、全然そんなことはなく、かなり穏やかな雰囲気でした。
基本的に各自の座席はパーティションで区切られ、一区画もかなり大きめでゆったりしてます。各自の机の上にモニタが3〜4台づつあって、それぞれの担当業務用の情報がupdateされている、という感じ。興味深いのは、各島*3ごとにプリンタがあって、逐次情報が吐き出されること。やっぱり紙は必要なんですね。
その後に、ビデオで各業務の説明をしてもらいました。

フライトシミュレータ

お待ちかねというかなんというか、本日の目玉です。B737のシミュレータに乗せてもらいました!しかも副操縦士席!
これ、面白いですよ。画面がとにかくリアル。スイッチや計器類は当然本物だし。感心したのは、天候がスイッチ一つで変えられることです。晴れた日中から夕方、夜はもちろん、曇りや、濃霧までOKです。濃霧にいたっては、視界距離ベースで変えられます。濃霧のサンフランシスコ国際空港着陸、っていうのを体験させてもらいましたが、怖かったです。滑走路に接触する寸前まで、何も見えないんです。誘導灯すらだめだめ。一緒にいった人の話だと、日本からANA便で行くとAM9時ぐらいに着く*4のでよくこんな状況になるとか。ものすごいリアルだそうです。
写真はもちろん規制がかかってるので撮れませんでした。でも、シミュレータ実機は、機械やさんなら見ていてよだれが出るぐらい面白いと思いますよ。
ちなみに、アメリカン航空は所有機材が半端じゃなく多いので、シミュレータも、30台ぐらいあるようです*5。意外なことに、エアバスのシミュレータもありました。

*1:8時間シフトの3交代制なんだそうです

*2:もちろん国際線も

*3:パーティションの集合体というか....

*4:下手すると上空で旋回待機や、一旦ラスベガスに着陸、などあるそうで。で、気がつくと、AM10時着のJAL機に追い越されて悲しい目に合うそうです

*5:壁の地図で数えただけなので違うかも