過橋米線 - 末広町, 東京

日本なのになんでタグが「あめりかごはん」なんだよ、ってつっこまれそうですが、わざわざ今回のエントリだけのために「にほんのごはん」とか作るのもあほらしいのでまぁ勘弁してください。
というわけで今回は、前の上司様ご夫妻と一緒にいってきた雲南料理屋さんです。

前菜6種盛り合わせ


前菜の盛り合わせです。お店の人の説明をちゃんと聞いていなかったので、後からお店のwebを見ての思い起こしで書きますが、たぶん、きのこ蚝油味付け(蚝油香蝱)、サザエの雲南風冷製(红油螺片)、くらげわさび(芥末海蜇)、豚耳の辣油がけ(红油耳片)、牛筋の醤油煮込み(清酱牛筋)、ともう一品(忘れた)という組み合わせだったと思います。
個人的には、豚耳がおいしかったなぁ。写真では左下にあるやつで、豚耳をにこごりで固めてスライスしてありました。

冬蟲夏草入り烏骨鶏気鍋煮


わーーーー。
蟲だよーーー。
王蟲だー。ナウシカたすけてー(違)
というのは冗談ですが、虫がはいってるのは本当。本当に「冬蟲夏草」が入ってたんだもん。お店の人にしっかり「きのこはちゃんと食べてくださいねー」と言われてしまったし。なんか、朝鮮人参のすごーーーく小さいやつみたいだったけど。
まぁそんなわけで、前菜、スープ、というコースの流れで出てきたのが、冬蟲夏草と烏骨鶏のスープです。これ、1人一皿というか1人一鍋だったりします。鍋の形が変ですが、これは、蒸し器にふたして入れて、下から上がってくる蒸気を真ん中の穴から通して、それによって温めるというものなのです。
蒸しスープはすっきりして美味しい、という話をきいたことがあるのですが、なんとなくそんな気もしました。まぁ、私はそこまで味がわかるひとじゃないのでそこんところは「そんな気がした」ということで。
でも、すっきりしてたのは間違いないんだけど、ちょっと塩辛かったのがもったいなかったかなぁと思いました。

あわびの煮込み


スライスしたあわびを煮込んだものです。美味しかったです。

きのこと中国ハムのホイル焼き


きのこと、中国ハムと、大量の鷹の爪をあわせたホイル焼きです。ハムがとても塩辛いので、その味で食べてね、という感じでした。それにしてもかなり塩辛いので、どっちかというと白いごはんがほしくなります。

スッポンの姿造り


見たまんまです。スッポンをスープで丸ごと煮込んでます。で、こうらを外すとこうなります。

ある意味コラーゲンのかたまりみたいな食べ物でした。美味しかったです。でも、目が合ってしまったので「ごめんなさい」しながら食べました。

鶏従菌と大海老の炒め


きのことエビの炒め物です。普通においしかったです。
....が。
このきのこの名前が気になって調べてみたら、和名「シロアリタケ」というものだそうです(ぞぞぞっ)。どうやら、シロアリが巣の上で育成するキノコだそうで。美味なので、中国では、それを採取するために、シロアリのアリ塚を掘り起こして移設したりすることもあるんだとか。漢字の名称は、食感が鶏のささみに似ているところからきたらしいです。個人的には、やわらかく煮たわらび、という感じでしたが。

※シロアリタケがどんな風にはえてるかの写真をみつけました。こちら。

牛蛙の竹筒蒸し


わーーー。
カエルだよーーー。
と、メニューを見てびびってたのですが、料理が運ばれてみると、既に解体されて(あたりまえだ)いるので、蛙というのはあまり意識せずにすみました。「鶏肉のような味」と言われたことがあったのですが、まさにそんな感じ。あえて言われなければ、鶏肉の炒め物と思い込みそうなぐらいです。

天麻魚


魚の蒸し物です。何箇所かに切れ目をいれて、薬膳の材料を挟みこんであります。あっさりしてて美味しかったです。

冷やし米線


このお店の名物料理「米線」の冷やし版です。通常は、単品では熱いやつしか出してもらえないらしいのですが、コースの場合に限って、冷やしも出てきます。
米線は、米の麺なのですが、ベトナムのPhoなどとはちょっと違って、断面が丸くて、全体的につるつるした麺です。なんだか不思議な食感でした。

あったかい米線

こっちがお店の看板メニューなのですが、写真とりわすれました。詳しくはお店のwebに解説つきで写真が載ってるのでそちらをどうぞ。
うまいです。下手に電気街の真ん中の某行列のできるラーメン屋にいくよりはずっとよいと思います。まじおすすめです。

お店情報

中国雲南酒膳坊 過橋米線
http://www.kakyoubeisen.com
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-5-11 MOAビル1F
(地下鉄銀座線末広町駅 徒歩1分)
営業時間 昼11:30-14:30, 夜17:00-23:30