情報ネットワーク法学会

というわけでいってきました。とてーも遠かった*1ですが、広くてきれいでいいキャンパスでした<桐陰横浜大学
ちなみに開催要旨はこちら

会場としては、法学部棟の講義室を2つ使い、それぞれ第一会場、第二会場としていました。まぁ、参加者的にはせいぜい多くて200人なので妥当なところです。その割には受付・案内係(学生さん?)がたくさん(20人くらい?)いましたが。
あとは、2会場間をネットワークで結んで映像・音声を中継するための要員が10人くらい。これは桐陰学園の職員さん+業者さんの計10名くらい。

ちなみに中継に用意されていた設備ってこんな感じでした:(見たままなので間違ってたらごめんなさい)
・第一会場:プロジェクタ1,プラズマTV4,DVカメラ(学会保存用)1,でっかいカメラ*2(第二会場伝送用)1
・第二会場:プロジェクタ1,でっかいカメラ1
・編集室(?):第二会場の裏に1室.たぶんここを介して中継しているのでしょう.

んで,まぁいろいろあるのですが,個人的には,<運営だめだめ><発表はピンキリ>と感じました.

  • 中継だめだめ:

「一応『情報』を扱う学会なので,中継もネットをつかってうんぬん」とか言ってたくせに,実際始まってみると,音声系がいきなりだめだめ。どういうふうにだめかというと,第一会場で話した音声が,ものすごい遅延(3〜4秒)+最低な音質*3で,第一会場に再度放送されるというもの。
無線ネットワークを使うのでうんぬん....と言い訳をしていましたが,ネットがどうこう,というより,単純に,放送設備の取り扱いリハーサルをちゃんとやってなかっただけではないのでしょうか.

  • プログラム印刷だめだめ:

会場の部屋番号とプログラムのbindingを間違えて印刷して,一部の参加者の方はかなり戸惑われたようです.私はうまく立ち回って無事希望のセッション聞けたのですが.

  • 同時通訳だめだめ:

午後の基調講演では,講演者が英語圏の方ということで,通訳がつきました.とはいえ,<英語での講演は事前配布資料ほぼそのまま>なのに,本職の通訳者じゃない+本人も認める英語だめだめ,な人が通訳を努めたため,ただでさえ(同時通訳じゃない逐次通訳なので)<同じ内容を日英で二度聞くことになって時間が倍かかる>のに,さらに<訳がよく間違うのでかえって惑わされる>という,かなり聞いてられない状態でした.

あと,個人的には,<弁当申し込んだのに無視されたっぽい>ってのがちょっとやな感じ*4

というわけで,まぁ,学会発表はともかくとして,運営のお粗末さにはかなーり失望しました.

  • よかった発表:NTTの藤村氏の発表はよかったと思います.

学会の全体的な発表については,私は純粋に技術屋なので法学的コメントはできませんし,聴講したセッションも少ないので的確なコメントができるとは思いません.全般的には,良い意味でも悪い意味でも,「言ったもん・発表したもん勝ち」的な雰囲気を感じました.
その中でも,NTTの藤村氏の「RFIDプライバシー保護の実現に関する法制度及び技術的提案」は,技術屋と法学の世界と一般利用者の間の誤解や隙間を埋めようとする試みとして,また,非常に現実的な議論を展開している点で高く評価できると感じました.
というわけで,今後もウォッチしていきたいな,と.

なんかとりとめもなくなってしまったのですが,こんな感じ,ですはい*5

*1:東急田園都市線青葉台駅からバスで15分。本数はそこそこ。

*2:なんていうのかわかりません。TV局のクルーの方がかついでるようなやつです。

*3:携帯電話で話しててあ〜もうすぐ切れそう!みたいなときぐらいの音質

*4:食べてた人の弁当みたらたいしたもんではなかったのと,大学の学食のカレーが結構うまかったので,結果的には満足なんですが(笑)

*5:っていうかどう書いていいかわかんなくなっちゃったのでここらでやめときます.聞きたいことがあったらコメントにかいてくださいまし