勧誘電話撃退:取り次ぐ場合にやるべきこと

なんとなく,数年間の経験で覚えたことをまとめてみました:

  • 相手の素性及び要件をを可能な限り確認する
    • 素性については,相手が真っ当な人の場合は当然教えてくれるはず。会社にかけてくる以上,取次ぎ先が特定社員であっても,その社員は社命を帯びて活動しているのであるから,付き合いとしては会社vs会社の付き合いであり,そこで素性を隠す理由はないはず。
    • 要件についても,真っ当な要件の場合は教えてくれるはず。例えば営業上の秘密がある場合でも,全く教えてくれないということはあまりない。もし教えてくれない場合でも,素性は教えてくれるはずなので,組み合わせで,「真っ当な人の真っ当な電話か」を判断すべし。
  • 相手の要件を確認し,それが取り次ぐべき要件ではない場合は,取次ぎ先の人間の所在を明らかにしてはならない
    • 相手の目的が,在籍確認*1目的だった場合には,取次ぎ先の人間の所在を明らかにしただけで相手の目的を達成させてしまう。これは悔しい(笑)この場合,取次ぎ先の人間に心当たりがない場合でも,それを言ってしまうと,「XXはこの会社にはいないんだな」と判明してしまい,それはそれで,相手のうさんくさい目的を部分的にでも達成させてしまうので,やめておこう。
    • 怪しげな要件っぽい場合(露骨なやつ,例えば先物取引とか,ゴルフ会員権とか,あるいは「個人的な要件で」とか)は,「会議中です」とか適当に理由をつけて取り次がず,「ご連絡がありましたことを○○に申し伝えます。必要があれば○○のほうから折り返しご連絡いたしますので,恐れ入りますが,そちら様のご連絡先を頂戴できますか?」などとあしらい,取り次がない上に相手の情報を探るという攻撃に出る(笑)
  • 取り次ぐ場合でも,取った電話機をそのまま渡さず,必ず保留にしてから渡すこと。保留中に,取次ぎ先の人に相手の素性・要件を伝え,うさんくさかった場合は,「すみませんが,○○はつい先ほど会議のほうにいってしまいまして...」などということにして取り次がない。
  • 取り次がない場合は,「必要であればこちらから折り返しご連絡させますので,ご連絡先を頂戴できますか?」と伝え,ここでも相手の素性を露呈させるように仕向ける(笑)

*1:ほんとにこいつはこの会社にいるのか?の確認。消費者金融のカード作成時の本人属性確認とか,あんまりよくない目的に使われがち