アパートを追い出されかけた

ヒューストン出張から帰ってきましたよ。
やっとこさ部屋についたー、と思ったら、ドアに一通の封筒が挟まってます。
がさごそっとあけて読んでみると......


(すっごい意訳)
金曜までにさっさと家賃はらわないと鍵取り替えて追い出すよーん。
ちなみに延滞金は$105だからねー。お前はもう信用できないから、
銀行が保証する小切手じゃないと受け付けてやらんからそのつもり
でね。ばぁ〜〜〜い。
をいをいをいをいをい.......。
とっくの昔に払ったのになんだこりゃいったい〜!(怒)

どういうことかというと

どうも、rent dropに投函した小切手が、何らかの原因で紛失されたような気配です。あ、rent dropというのは、要するに、家賃を支払うための専用郵便受けみたいなものです。アメリカのアパートの管理オフィスは、普通、平日は10AM-5PM、土曜や日曜は1PM-5PMぐらいの時間にオープンしていて、家賃はそこで手渡しで支払うこともできるのですが、まぁ、そんな時間に事務所にいける暇人ばかりではないので、時間外に支払う方法として用意しているわけです。
私の場合はやっぱり平日昼間は無理だし、土日は行けないこともないのですがやっぱり休日だし、ってことで、rent dropを常用してました。
で、今回は、そこに期日内に投函したはずなのに、管理オフィスは「届いてないわよ」と言っているわけです。

んなアホな

いっくらなんでも、こちらは間違いなく投函したのに、「ない」なんて言われてはいそうですか、とは言えません。そもそも、アパートの建物に付随した、アパートが鍵をかけて管理しているboxに投函したんだから、そこから先はアパート側の責任だと思うわけです。
それに加えて、今回は、請求書が期限までに届かなかった、というのもあります。具体的な請求金額なしで払うのはいやなので、ぎりぎりまで待ったのですが、結局届かず*1、やむを得ず、いつもより$30ぐらい多目*2の、どう考えてもこれだけ払えば足りるだろう、という金額で小切手を書いて封筒にいれてrent dropにいれたのですが。

交渉しナイト

ということで、オフィスで駐在員サポートをして下さっている方にお願いして、電話で交渉してもらいました。かなりきつい交渉だったみたいで、結局、体調不良でお休みしていたオフィスマネージャにも電話で交渉してもらったのですが、ぜんぜんらちがあかず。いかんせん、こちらとしても、間違いなく期日までに払った、という証明ができないのです。
それと、そもそもアパート側は、自分たちに処理ミスがあったかもしれない、という考えはこれっぽっちもなかったようです:-(
結局、契約上はアパート側には家賃未払いで退去させる権利があるっぽいので、最悪の事態だけは避けたいということで、泣く泣く延滞金こみで支払うことにしました.......。

Bank of America

そんなわけで、やむなく、銀行にいって"Casher's check"を購入し、それと同時に、そもそも最初にrent dropに投函したはずの小切手を無効化してきました。こういうときは小切手は便利ですね。番号と金額を控えておけば、後で何か問題がおきたときに、支払いを停止できるわけですから。でも、普通、これって手数料がかかります。Bank of Americaの場合はなんと一件あたり$30!! かなり腹立たしい。自分は悪くないのになんでこんなに........と思ってたら、窓口のおねーさんが、「残高どれくらいあるの?いつも$5000ぐらいはある?」と聞いてきます。どういうことかと思ったけれど、とりあえずYES、と答えてみると、「口座をアップグレード*3できるし、そうすれば小切手の停止手数料も、casher's checkの発行手数料も無料になるわよ」ですって。もう二つ返事で"please do so!!"ってな感じですよ。いやぁ、前所長さまのご忠告に従って、口座になるべく多くいれといてよかった、ほんと。
「小切手の無効化はこの窓口じゃできないから、あっちの"personal banker"にいってね」と言われました。要するに日本の銀行でいう、ご相談カウンター+新規口座開設コーナーみたいな、半個室みたいなところがあるのですが、そこで小切手の控えを示して無効化してもらいました。で、本題の Casher's checkを購入しにもとの窓口に戻ると、なんと既に口座がアップグレードされています。はやーいっっ。
まぁそんなわけで、小切手無効化手数料$30も、Casher's Check発行手数料もかからず無事に済みました。ちなみに、Casher's Checkは、発行時に支払い相手を指定しないといけないようになっていました。これだと、万一落としてもまぁ安心かなぁ、という感じです。

アパートにて

オフィスを訪ねて、「家賃と延滞金持ってきたんだけど」と言ったら、午前中にうちのオフィスの方々と大激論をしたはずのおねーさんが、ものすごくにこやかな顔でさらっと"Thank you !!"と一言。
ふざけんなこの野郎どついたろか、と怒鳴りたい気分でしたが、まぁ、今後のこともあるので押さえて、領収書をもらって帰ってきました。

それにしてもさぁ

1月か2月にアパートのオフィスが住民の緊急連絡先調査をしたのですが、わざわざ家の電話のほかに携帯電話の番号まで書いておいたのに、どちらにも連絡せずに、不在の部屋のドアに通告書を置いていくだけ*4っていうのはあんまりです。
でもまぁ、法的にはそれで十分みたいなんですが。

教訓

  • オフィスは絶対に信用するな
  • billがくるのなんか待たずに、月の下旬になったらオフィスに直接出向いてその場で金額を確認してその場で小切手書いて支払って領収書もらえ
  • 可能ならクレジット払いにして、いざというときは文句はクレジット会社経由でできるようにしろ

*1:ちなみに最終的に届いたのは3/4だったりします:-(

*2:実際の金額より多かった場合は、翌月以降の請求から差し引かれるので問題ないのです。

*3:元々は、"My Access Checking"というのだったのですが、今回アップグレードすると、"Regular Checking"になります。

*4:なんか簡裁の前の掲示板でやってる特別送達(?)みたいな感覚なんですかね?